毎日使ってきたPowerBook2400cですが、急に画面が赤みを帯びてきて、まもなく真っ赤に染まってしまいました。最初はガンマ補正や「モニタ&サウンド」コントロールパネルで調整を試みたものの、全然補正できません。Sherlockでweb検索をかけてみると、2400cではそう珍しくない故障の様で、液晶ユニット交換になるそうです。保証期間が過ぎているので、部品代だけで\11万かかるとか。
そこで無理を承知で開腹手術。液晶ユニットをバラして、赤く光っているのがバックライト用蛍光管であることがわかったので、代わりの部品を探しました。使ったのが手持ちの予備ジャンクで取っておいたDuo270cの液晶のバックライトの蛍光管。Duoの液晶画面は8.4inchですが、内蔵の蛍光管がこれよりかなり長く、2400cの蛍光管より1.5cm程短いだけだったので使えそうだと思えました。太さが2400cの1.5mmに対して3mm程あるので、収まりは少々悪くなりました。
赤く光っている液晶画面
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画像は液晶部分の表装パネルを外した状態。 全体が朱色に輝いています。 (ここの画像撮影はデジカメOLYMPUS C-840Lを使用、縮小以外の処理はしていません。)
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交換した蛍光管 |
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上が2400cの蛍光管が入っている反射板、蛍光管の電極になる薄いプリント基板が貼り付けられています。中央が2400cの赤く光っていた蛍光管です。一番下が入れ替えたDuo270cの液晶に使われていた蛍光管、ちょっと太めです。 蛍光管に付けられていたコネクタは両方とも同じ物だったので、2400cの液晶ユニットのコネクタを外してDuo270cの蛍光管のコネクタを接続して、簡単に点灯することが確認できました。 内蔵に当たっては、Duo270cの蛍光管のリード線を切り、2400cのリード線およびプリント基板を半田付けしています。 |
修理後
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蛍光管の長さが短いので、下の方は左右が暗くなっています。 また、蛍光管の反射板が歪んで付けられたので、下の方だけ明るさが強くなっています。デジカメで撮影した画像では、それが強調されて映っている様なので、よくわかります。 しかし全体的には気になるほどのムラはなく、画像の色確認もできる様に戻りました。 (後日談:2001/5)この後半年ほど無事に使えていたのですが、その後輝度がガタ落ちし、実用に耐えなくなってきました。そしてwebshopでこの液晶の蛍光管が販売されていることを知り、それを入手して交換しています。ほぼ新品時の画面に戻った感じです。 |